Case Study Collection
建築士・建築設計事務所・建設会社による
Claude Code / Codex CLI / Antigravity 活用事例集
建築・建設業界におけるAIコーディングエージェント(Claude Code・OpenAI Codex CLI・Google Antigravity)の
実践事例をWeb公開情報から収集・整理したものです。すべての事例に出典元へのリンクを付けています。
🗂️ 掲載事例数:19件
🌐 日本語・英語ソース
📅 2026年8月時点の公開情報を基に作成
1. 日本の建築士・建築設計事務所(一次情報)
4件
建築士・設計者本人が発信している一次情報。具体性・信頼度が比較的高い。
Claude Code
個人ブログ(note)
組織設計事務所の若手設計者が、毎朝の生成AIニュース収集を完全自動化
著者:KOBATAKA氏(組織設計事務所勤務・設計者)/発信:note「生成AIと建築」
毎朝30〜60分かけていたニュース収集を、Web検索→要約→優先度判定(HIGH/MEDIUM/OTHER)→安全性フィルタ→
HTMLメール整形→Outlook自動送信の8ステップに完全自動化。毎朝11時にチーム14名へ配信。
327行のプロンプト+バッチファイルで運用し、年間120〜240時間の削減と試算。
v1.0(50行)からv2.2(327行)まで1ヶ月で6回改善したプロセスも公開。
note:Claude Code使ったら毎朝の情報収集が0分になった話
Claude Code
個人ブログ(note)
「1週間でコード1行も書かず業務効率化アプリを4つ作成」した設計者の実践記
著者:KOBATAKA氏/発信:note「生成AIと建築」
非エンジニアの建築設計者がClaude Codeを使い、1週間で4つの業務効率化アプリを作成。
夜間にAIへ複数の設計案(Rhino上でのモデリング検討)を並列生成させ、翌朝に人間が最適案を選別・発展させる
ワークフローを提唱。AIを「成果品作成ツール」でなく「検討支援ツール」と位置づける考え方を紹介。
note:もう建築設計者も「AIで仕事がなくなる」手前まできている
Claude Code
個人スタジオ(海外・パラメトリックデザイン)
Claude Code × RhinoMCP でGrasshopperプログラムを100本自動生成
著者:Studio.Allelishi(東京拠点、パラメトリックデザイン・環境解析・AI統合を専門とする個人設計スタジオ)
「Claude Code(AIエージェント)→ RhinoMCP(ブリッジサーバー)→ Grasshopper」というワークフローで、
コンポーネント配置・配線・演算実行・ベイクまでをAIが自律実行。ファサードタイリング、
Kangaroo物理演算による吊り構造のフォームファインディング、Ladybug Toolsでの日照・放射・風配図解析、
Galapagos/Wallacei Xでの最適化設定など10グループ・100本を生成。
「既定コンポーネントのみで動いたものが全体の8割」「対話UIが必要な最適化ボタン操作はAIの手が届かない」
といった実測ベースの知見も公開。
Medium:I Wrote 100 Grasshopper Programs with RhinoMCP × Claude Code
Claude Code
Codex CLI
AI導入研修(コンサル企業発信)
建築設計事務所向けClaude Code・Codex 1対1研修プログラム
提供:株式会社GENAI「AI鬼管理」
確認申請書類+省エネ計算書+構造計算書のセット作成(1物件あたり従来20〜40時間)を
6〜12時間以内に短縮する実装例、工事監理報告書の現場写真×図面自動照合・是正箇所自動検出などを、
代表・一級建築士向けに1対1・2〜4時間のハンズオン研修として提供。
「明日から自分でClaude Codeを触れる」状態を合格基準とする。
GENAI:建築設計事務所向けClaude Code・Codex研修
2. 日本の工務店・建設会社の事例
8件
AI導入コンサル企業・メディアが発信する導入事例。マーケティング色があるため数値は参考値として捉えるのが妥当。
Claude Code
導入インタビュー
静岡県の注文住宅工務店:見積書作成が2〜3日→30分に短縮
対象:静岡県の注文住宅工務店(従業員10名・社長I氏)
過去3年分の見積書(約60件)と原価DBをAIに学習させ、見積書作成を2〜3日→30分(−98%)に短縮。
LINE WORKSでの職人からの現場報告をトリガーに工程表をAIが自動で組み直す仕組みも構築。
4ヶ月後、社長の月間事務時間が100時間→50時間(−50%)、月の引き合い件数が4件→7件(+75%)に増加。
ClaudeNow:導入事例インタビュー(建設・工務店)
Claude Code
導入事例メディア
施工計画書の作成が3日から半日に短縮
対象:建設業(企業名非公開)
工種・工期・施工場所・使用材料・特記事項を箇条書き入力するだけで施工計画書のドラフトを生成し、
3日→半日に短縮。KY活動記録も毎朝10〜20分→5分程度に圧縮。
Claude Code道場:施工計画書が3日から半日になった話
Claude Code
Codex CLI
事例集(10選)
建設業10業務の自動化事例集:月20〜40時間削減
発信:AI鬼管理(株式会社GENAI)
見積作成/工程表作成/安全書類確認/現場日報/工事写真整理/協力会社連絡/発注請求突合/
許可・経審資料管理/施工計画書ドラフト/引渡し書類整理の10業務を自動化。
総括として担当者1人あたり月20〜40時間の作業時間削減を報告。
AI鬼管理:建設業をClaude Code/Codexで自動化した事例10選
Claude Code
導入事例メディア
建設業のClaude Code活用|見積・書類・写真管理を任せる
発信:Claude Code for Business(fyve株式会社)
中小工務店で見積・発注書の転記作業を自動化し、月36時間→5時間、外注費を年間115万円削減。
音声からの日報変換で日報作成が月12時間→1.5時間。電気工事会社では安全書類(グリーンサイト入力・
施工体制台帳)を「やったことをそのまま書いて」で対応可能に。現場写真の一括分類・台帳化も紹介。
北嶺建設の事例ではローカル完結型ツールで顧客情報の外部送信を防止している点にも言及。
Claude Code for Business:建設業のClaude Code活用
Claude Code
実装ガイド
積算・見積書作成の半自動化:4工程パイプライン
発信:株式会社Uravation(代表・佐藤傑氏)
「PDF数量拾い出し(pdfplumberでテキスト抽出)→単価マスタ照合→見積明細ドラフト生成→Excel出力」の
4工程を半自動化する実装モデルを、実行可能なPythonコード例付きで提示。
単価は「候補値」として提案するに留め確定値にしない設計や、建設業法第20条の記載事項チェック補助プロンプトも紹介。
「図面読取から見積まで完全自動」は現時点でまだ実験段階と明記。
AI Coding Cases:建設業の積算・見積書作成をClaude Codeで半自動化
Claude Code
Codex CLI
実装ガイド
【建設業】見積作成をClaude Code/Codexで自動化する方法
発信:AI鬼管理(株式会社GENAI)
現調メモ・写真からの見積項目候補抽出、別途工事の漏れ検出、説明文の下書き生成など、
見積業務特化の自動化手順を解説。
AI鬼管理:見積作成をClaude Code/Codexで自動化する方法
Claude Code
導入ガイド記事
建築設計のルーチンワークを自動化:導入メリットと実例紹介
発信:デジタルフロント株式会社
図面の一括リネーム、PDF図面の結合・しおり作成、数量拾いの一括集計、社内ルールチェックの自動化などを紹介する
導入ガイド記事。要望整理からラフプラン、確認申請書類、監理報告まで案件全体をカバーし、
BIMと組み合わせることで最大の効率化が実現するとしている。
※個別企業の実測データではなく一般的な可能性提示が中心。
デジタルフロント:建築設計のルーチンワークを自動化
Claude Code
導入ガイド記事
建築設計フローが変わる!コード生成がもたらす革新
発信:デジタルフロント株式会社
Grasshopper/DynamoのC#・Pythonノード自動生成補助、日照シミュレーション・熱負荷計算用のPythonスクリプト生成、
視線解析・歩行シミュレーションのアルゴリズム実装、複数案のパラメータスタディを一括で回すバッチスクリプトなど、
設計検討プロセスへの応用例を紹介。「設計者の意図をコードに落とし込ませる役割」として位置づける考え方を提示。
デジタルフロント:建築設計フローが変わる!コード生成がもたらす革新
3. 海外AEC業界の実践例
7件
Architecture / Engineering / Construction(AEC)業界の実務者・研究者による英語圏の発信。
Claude Code
実務建築家(20年選手)
ArchSmarter:実務建築家によるClaude活用ワークフロー集
著者:Michael Kilkelly氏(実務経験約20年、Gehry Partners元アソシエイト/現Ulteig Engineering シニアBIMデベロッパー)
設計与件文(Project Narrative)を0%→70%完成度まで自動下書き生成、提案書スコープのドラフト化、
会議議事録からのアクションアイテム抽出、仕様書レビュー(Reality Checker:社内基準との照合による初稿監査)、
クライアント向けメール・RFI回答・ステータスレポート自動生成、Revitモデルへのライブ連携(MCP経由)などを紹介。
YouTube「BIM Pure Live」でも「Claude Code for Revit」を配信。
ArchSmarter:Claude Workflows for Architects
Claude Code
専門メディア連載
Archgyan:「Claude Code Skills for Architects」連載
発信:Archgyan(建築×テクノロジー専門メディア)
建築士向けにClaude Code Skillsを構築する連載記事群。Grasshopperのデータツリー構造・Rhinoジオメトリカーネル・
RhinoCommon型をテンプレート化してパラメトリックスクリプトを自動生成する手法、
Revit自動化(ファミリ管理・スケジュールエクスポート・モデル監査・Dynamoスクリプト生成)などを扱う。
Archgyan:How Architects Use Claude Code Skills to Automate Work
Claude Code
専門メディア連載
Archgyan:Grasshopper/Rhinoスクリプティング自動化編
発信:Archgyan
平文の設計意図から動作するパラメトリックスクリプトを数分で生成する手法を解説する回。上記連載の別記事。
Archgyan:Grasshopper and Rhino Scripting Automation with Claude Code
Claude Code
OSSプロジェクト(GitHub)
skills-for-architects:建築・不動産・ワークプレイス戦略向けSkills一式(MIT公開)
開発:Federico Negro氏/ALPA(Alpaca Design Lab LLC)
サイト計画のデューデリジェンス(環境・交通・人口統計調査)、NYCゾーニング適合性分析(建築可能ボリューム可視化)、
室別スケジュール・避難計算・衛生器具算定、CSI仕様書作成、EPD(環境製品宣言)解析によるGWP検証、
FF&E資材調達・スケジュール生成、プレゼン資料・カラーパレット生成まで、
「/スキル名」で呼び出せる形でGitHub上にMITライセンス公開。
GitHub:AlpacaLabsLLC/skills-for-architects
Claude
実地検証記事
AEC企業6タスクでのClaude実地テスト結果
発信:Resolved(AEC向けコンサルティング)
RFI回答/仕様書要約/法規適合性(収容人数計算)/会議議事録処理/予算差異分析/クライアントメール作成の
6タスクを検証。議事録処理は1回30〜60分節約、予算分析では構造エンジニアリング費用の
34%超過とその原因を自動特定、RFI回答は1件30〜45分節約と具体的成果を報告。
一方「図面・モデルは生成不可」「法規対応は必ず専門家検証が必須」など限界も明記。
Resolved:We Tested Claude on Six Real AEC Tasks
MCP連携
製品情報
Revit 2027:Claude接続用の組み込みMCPサーバーを標準搭載
対象:Autodesk Revit 2027
自然言語でのモデル要素の一括更新・検索・カテゴリ検索・パラメータ取得を、
Claude(およびCursor等のMCP対応環境)から直接実行可能に。BIMマネージャー・プロジェクトアーキテクト・
シニアRevitユーザー向けに、コード不要でモデルデータ操作を高速化する用途を想定。
BIMsmith:Revit 2027 – What the Built-In MCP Server Actually Does in Practice
Claude Code
実装ガイド
pyRevit MCP × Claude Code:ワンクリックボタン+自然言語操作
発信:BIM Automation Studio
pyRevit MCP(無料)とClaude Codeを組み合わせる構成を「最も強力なセットアップ」として紹介。
Revit APIを直接書かずに、自然言語指示でRevit操作を自動化する具体的なセットアップ手順を解説。
BIM Automation Studio:pyRevit MCP — One-Click Buttons + AI Natural Language for Revit